帝京大学シルクロード学術調査団 2016年 第1次調査
帝京大学シルクロード学術調査団 2016年 第1次調査に、本日出発します。
第1次調査では、世界遺産「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」の構成資産のひとつ、キルギス共和国に所在するアク?ベシム遺跡〔Ak-Beshim〕の発掘調査を実施します。
今回は調査状況や最新の発掘成果などを、このHPを含めできる限り配信していく予定です。
お楽しみに!
?調査概要?
遺跡名 アク?ベシム遺跡〔Ak-Beshim〕
所在地 キルギス共和国(アク?ベシムは首都ビシュケクから東へ約60kmに位置する)
特 記
?世界遺産「シルクロード:長安-天山回廊の交易路網」の構成資産のひとつ。
?629年、インドへ向かう玄奘が訪れたことで知られる。
?『大唐西域記』記載のスイアブ城(唐の西域拠点?安西四鎮のひとつ、砕葉鎮)に比定。
?5世紀にソグド人が建設した遺構と7世紀に唐が建設した遺構が併存している中央アジア
でも稀有な遺跡。
?遺物は土器や日干しレンガの他に、瓦?磚等の中国遺物が多数混在して出土。
2)今回の調査内容
アク?ベシム遺跡発掘調査 (内城?シャフリスタン内、山内調査隊調査部分)
3)調査体制
帝京大学
山内和也 (教授?文化財研究所 研究員)
櫛原功一 (講師?文化財研究所 研究員)
望月秀和 (文化財研究所 研究員)
キルギス共和国国立科学アカデミー
バキット?アマンヴァエバ
ヴァレリー?コルチェンコ、他1名
4)実施期間 4月21日(木)~5月16日(月)