第55回看護学生看護研究学会で3年生2名が発表をしました!
令和4年度第55回看護学生看護研究学会(東京都看護協会主催)テーマ「はばたけ未来へあなたの看護」において、3年生2名が実習で行った援助を振り返り発表しました。昨年度同様、発表形式はオンデマンドでの発表でした。
この看護学生看護研究学会には2年生全員が視聴参加しました。
また、水輪祭の学習発表会でも発表し、全学生が参加し学習成果を共有することができました。
第55回看護学生看護研究学会で発表を行って
演題「高齢者の意思決定を促す看護者の姿勢 ~介護老人保健施設での対象への関わりを通して~」
3年 大髙 優
私は老年看護学の実習にて、対象の思いを聞き取り、リハビリに対する意欲を引き出す援助を実践しました。
援助の振り返りを行っていくなかで、「看護は倫理そのもの」ということに気が付きました。対象の思いを引き出すように傾聴を行うこと、尊敬の念をもって接することなど、看護者が対象のことを知ろうとする心構えが、個別性のある看護の根底となっていることを学びました。今後は高齢者に限らず、様々な発達段階にある対象においても同様に、思いを聴き取り、意思を尊重した関わりを実践できるようにしていきたいです。
また、学会で発表するという貴重な機会をいただいたことを嬉しく思います。
演題「在宅療養者のニーズに応える ~永久気管孔がある方の洗髪の工夫~」
3年 前野 広樹
自分は、在宅看護論実習で行った永久気管孔のある療養者に対し、安心して洗髪を行うための気管孔カバー作成をしました。今回看護研究を通して、なぜ援助が必要か、生活に必要な物品を工夫する必要があるのか客観的に自分自身の行動を振り返ることが出来ました。また、病院で入院している患者さんは、自宅に戻り生活をすることが多いため、入院中から継続した看護を実施していくことも重要だと学ぶことが出来ました。
在宅看護実習を通しての学びは、病院に入院している患者さんを対象に看護を実施していく上で退院後の生活を見据え、個別性をもった根拠のある援助に生かしていきたいです。研究の成果を活かすことで看護を科学的に行うことができ、それが看護の質の向上となり、看護の対象によりよい看護を提供することに繋がると改めて学びました。