2024年04月09日
2024年2月20日(火)~22日(木)、帝京大学文学部史学科地理学コースの学生が、栃木県宇都宮市を対象に現地調査を実施しました。
同コースの科目である地理学野外実習では、教員による引率のもと年に2回、学生が2泊3日の日程で、学修の最終段階である現地調査を行います。今回の現地調査には、同コースの2~3年生11人が参加し、本学文学部史学科講師 渡邊瑛季、同学科准教授 平野淳平、同学科准教授 山下須美礼が指導?引率にあたりました。
学生たちは2023年9月から農業班、文化班、観光班の3つに分かれて調査テーマを決め、ヒアリング先の選定や質問項目の作成、ヒアリング先への訪問依頼を行ってきました。今回の現地調査は班ごとに訪問許可を得た事業者、公的機関、団体などを訪問し、ヒアリングを主とした調査を実施しました。
3つの班は、それぞれのテーマである「宇都宮市でトマト生産が盛んな背景」「大谷石という宇都宮市特産の岩石」「道の駅の運営体制の特徴や道の駅の利用者」について調査を進める中で、事業者や公的機関が、宇都宮市の地域的条件のもとで、最大限の工夫や戦略をもってビジネス?事業を進めていることをヒアリングや調査結果から知りました。今回学んだ、現地の方と信頼関係を構築しながら進める現地調査の手法を卒業論文や実社会でも生かすことが期待されます。
今回の現地調査にあたって宇都宮市の方がたに大変お世話になりました。ご協力いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。