キルギス医学アカデミー（KSMA）とのMOUを締結しました

2024年5月3日（金）、学校法人帝京大学はキルギス医学アカデミー（KSMA）と、教育?研究?学生交流に関するMOU（国際交流協定）を締結しました。

キルギス医学アカデミーは、中央アジアのキルギス共和国に設立された最初の大学の一つです。当大学は、多くの先進的な医療を取り入れており、高度な医療資格を有するスタッフが多数在籍しているほか、国内外のさまざまな医療分野における専門家を絶えず招聘しています。また、薬剤師国家試験対策予備校「薬学ゼミナール」を運営する学校法人医学アカデミーグループと連携して、キルギス共和国で質の高い薬剤師を育てるためのプロジェクトをスタートさせています。
本学は、これまでもキルギス医学アカデミーとさまざまな連携事業を実施してきました。この度、より強固な連携構築を目的に、本学理事長?学長 冲永佳史が同大学を訪問し、学長 グダイベルジェノバ?インディラ?オロゾバエヴナ氏とMOUを締結しました。本MOUは、研究者?教員?学生の交流、共同研究の促進、学術分野の幅広い交流を進める内容となっており、この締結を機に、更なるキルギス医学アカデミーとの交流を進めてまいります。

キルギス医学アカデミーとの連携事業

薬学教育の交流
2023年4月、JICA「キルギス国薬剤師継続教育及び国家試験開発事業」にて、キルギス医学アカデミーから副学長 ジュマリエヴァ?グルミラと薬学部長 ドゥータリエワ?サイラグル氏が、ジャララバード（ジャラル?アバッド）大学から薬学科長 エルナザロワ?バクティグ氏が参画し、本学板橋キャンパスにて本学薬学部、薬学研究科、薬剤部の視察および会議を実施しました。

福岡医療技術学部診療放射線学科との交流
2023年9月、本学福岡医療技術学部診療放射線学科教授 川村愼二が代表してキルギス共和国を訪問し、キルギス医学アカデミーやアヴィセンナ国際医科大学、血液腫瘍センターを見学しました。研究交流として、2025年度に地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム（SATREPS）の共同応募をめざしています。なお、同年4月には、アヴィセンナ国際医科大学の学長が福岡キャンパスに来訪しています。

伝統医療発掘植物からの薬効成分分析研究
本学文化財研究所のアク?ベシム遺跡発掘プロジェクト（基盤S研究）からスピンアウトしたユニットで、帝京大学先端総合研究機構の研究費を得て、タイやケニアに加えてキルギス共和国での薬草探究を進めています。

考古医科学チームによる遺跡調査
上述の基盤S研究内で医療系チームとして発足し、23年春、2024年春にアク?ベシム遺跡の調査に参画し、環境DNAや真菌類の調査を実施しています。

帝京大学文化財研究所のアク?ベシム遺跡発掘プロジェクト（基盤S研究）
帝京大学文化財研究所のチームは10年来、キルギスのアク?ベシム遺跡の発掘を行っています。本MOU締結を機に、キルギス医学アカデミーとの更なる連携を進めていきます。

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