2024年10月10日
2024年9月28日(土)、帝法会が帝京大学八王子キャンパス模擬法廷にて模擬裁判を行いました。帝法会は法律系のサークルで、法律の議論の場を提供し法科大学院や資格取得をめざすこと、習得した知識を活用して法的思考を身につけることを目的に活動しています。
模擬裁判当日は、信教の自由と性的指向の対立に関する憲法問題と誹謗中傷が殺人罪の実行行為に該当するのかを検討する刑法問題の二つの事例問題を、弁護士?検察官にわかれて1年生を中心に議論しました。現在問題になっているLGBTやSNSでの誹謗中傷に関する事案だったためどちらも活発な議論が交わされ、学生たちは陪審員として参加した教員からの鋭い指摘にも積極的に返答していました。
参加した学生たちは「とても緊張した。見ているのと実際にやってみるのでは全然違うと感じた」「言いたいことがスムーズに言えず力不足を感じた」と率直な感想を話していました。帝法会の顧問を務める法学部法律学科助教 中岡淳からは「具体的な事案をもっと意識して勉強すると質問に対して手際よく答えられるようになるし批判的な質問ができるようになる。判例集をさらに見ると法律の勉強が楽しくなると思う。これからも期待している」と学生たちに対してコメントがありました。
教員からの講評をはじめ、帝法会の活動だけでなく今後の学習にも生かせる幅広い知見を得る有意義な時間になりました。