2024年10月28日
2024年10月18日(金)~10月20日(日)、熊本大学理学部にて開催された日本陸水学会全国大会2024で、山口修平さん(理工学部4年)が研究発表を行い優秀発表賞を受賞しました。
山口さんは本学理工学部情報電子工学科に所属しており、2023年9月から同学部学科教授 蓮田裕一のもとで、人工知能(AI)を活用した水生生物の生態観察システムの構築と解析の研究に取り組み「AIを用いたオオシロカゲロウ幼虫の巣穴内の行動分析」という題目で成果を発表しました。急流の川底に独特なU字型巣穴の中で生活するオオシロカゲロウ幼虫の生態は、1924年に新種記載されてから100年間の謎でしたが、山口さんが開発した赤外線カメラを搭載した小型観察ロボットを活用し、同幼虫の移動や摂食などの生態行動を世界で初めて画像検出しました。
本発表内容に、全国の研究者からAIとロボットの異分野活用への称賛の言葉をいただき、質疑応答では巣穴内で行動についての質問にていねいに答え、本学のロボティクス?AI研究の発展性と質の高さを示しました。
今後の山口さんの活躍に大きな期待が寄せられます。