2024年11月06日
2024年9月30日(月)~10月2日(水)、帝京大学経済学部地域経済学科准教授 五艘みどりのゼミに所属する学生17人が、能登半島地震被災地でワークショップや災害ボランティアなどの活動を行いました。
五艘ゼミは能登半島地震の直後から、寄付付き地域産品の販売などの活動をしています。今回の活動の一部は、石川県農林水産部里山振興室の「里山里海ビジネスワークショップ」に参加する形式で行いました。
ワークショップでは、能登半島地震や大雨災害など度重なる困難に合いながらも、復興に向けて奮闘する羽咋市?輪島市?能登町?穴水町?七尾市の多様な世代の方から被災後の現状や復興に向けた取り組みをお話しいただき、意見交換を行い、学生もさまざまな刺激を受ける機会となりました。
羽咋市で古民家を改装し自家焙煎珈琲のカフェと宿泊施設を運営する武藤一樹さんには、本ワークショップの事前準備として2024年9月26日(木)に本学宇都宮キャンパスまでお越しいただき、講義をしていただきました。武藤さんは「まだ被災地を観光するのは迷惑をかけるのではと思うかもしれないが、人の流れがないと復興はない。能登に思いを寄せて、できれば訪れて欲しい」と伝えました。
能登町の農家民宿群?春蘭の里の代表理事である多田真由美さんは「20代と若手ですが、自分がいなくなったらこの地域には若者がいない」と話しました。話を聞いた大山時生さん(経済学部3年)は、「地域振興とは地域を盛り上げ活性化させることだと思っていたが、若者の流入も地域振興なのだと聞いて考えが変わった」と述べました。また、岩淵直斗(経済学部3年)さんは、「能登半島は地震でみんなが落ち込んでいると思っていたが、復興に向けて活気に満ちている方も多くいると感じた」と述べました。武藤さんや多田さん以外にも、Tohda management?任田和真さん、輪島海美味工房?新木順子さん、能登ワイン? 丸山敦史さん、ひのともり? 日野貴明さんにもお話をお伺いしました。大変な状況のなか、ご協力いただきありがとうございました。
ワークショップ以外の期間では、一部の学生が輪島市内で災害ボランティアに参加しました。今後も継続的に被災地に思いを寄せ、復興に協力していきます。