2025年02月14日
2025年2月1日(土)、帝京大学霞ヶ関キャンパスで「第8回安全の国をつくる」を実施しました。これは、本学八王子キャンパスで開講中の授業「質問力を磨く」の課外イベントで、毎回ゲストを招き、日本のさまざまな社会問題について参加者が問題解決に向けて議論するワークショップを実施しています。
今回は「日本周辺における最悪のシナリオ」と題し、防衛省防衛研究所 石渡宏臣氏をゲストスピーカーに迎え、自衛隊のみならずNATO日本政府代表部での勤務経験をもとに我が国の防衛と欧州安全保障に関する概要についてご講演いただきました。その後、学生側からは、以降の議論に関係する台湾有事の可能性や逼迫する尖閣諸島の近況などについて発表しました。
それぞれの発表後には、参加者(学生9人、教員3人、社会人9名:計21人)が日本、アメリカ、中国、ロシア、韓国、イギリス、フランスの7つの国にわかれ、模擬国連を行いました。「台湾周辺の情勢が緊迫化していることを踏まえ、これ以上情勢が悪化しないように各国へ軍事行動の自制をうながす決議」案に対して、賛成?反対?棄権の立場を表明するため、活発な議論がみられました。石渡氏からは「本日の皆さまの自由闊達な議論を見ていて、このような安全保障への関心の高まりが、日本を安全の国とするための原動力になるのではないかと思う」とのお言葉をいただきました。
「安全の国をつくる」の活動は、学生有志が運営しており、過去の活動は下記よりご覧いただけます。
note|ClassQ(質問力を磨く)