図書館の一般開放をはじめ、子供たちを対象とした課外授業の開催、大学間連携による単位互換など、地域社会とのコミュニケーションを図るべく積極的に地域と連携した活動に取り組んでいます。八王子キャンパスの社会貢献についてご紹介します。
多摩地区の方々へ図書館を開放しています
八王子キャンパスでは、多摩地区にある対象の9市に在住もしくはお勤めの方、さらに卒業生や退職教職員を対象に、図書館を開放しています。一般の方にも、資料の貸出やAVコーナーの利用など、学内利用者と同様のサービスを提供しています。 夏季には高校生を対象に閲覧室を開放して、地域の大学や本学を志望する高校生が、大学環境を体験しながら受験勉強できるようにしています。
対象
八王子市、日野市、多摩市、立川市、町田市、府中市、稲城市、調布市、あきる野市に在住?在勤の満18歳以上の社会人
利用時間
平日9:00~21:00、土曜9:00~17:00
休館日
日曜?祝日?年末年始?臨時休館日
資料の貸出
5冊/14日間
文系?理系?医療系の10学部を擁する本学では、多くの教員?研究者、学生が教育研究活動を行っています。帝京大学総合博物館では、その過程で収集された貴重な学術資料や教育研究活動の成果を、展示や出版、イベントなどを通して、広く社会へ公開するとともに、他機関との連携を通して、大学の社会貢献を推進しています。どなたでも無料で入館できます。
利用時間
平日?土曜9:00~17:00(16:30最終入館)
休館日
日曜?祝日?年末年始?創立記念日?臨時休館日
場所
帝京大学八王子キャンパス ソラティオスクエアB1
八王子キャンパスでは、八王子市教育委員会の依頼を受け、八王子市小学校科学教育センターと共同し、夏休み期間中に本学の教員が中心となった「夏季子ども科学教室」を開催しています。毎年、多くの子どもたちが、目を輝かせながら科学の面白さを体感しています。
八王子市立小学校に在学する児童に対し、自然に関する科学的関心?科学的思考力の向上をめざして、科学の学習活動を行っている八王子市小学校科学教育センターの活動の一環として、本学の教員や学生の指導のもとで行っている活動です。1997年以降、槇村浩一教授を中心に、毎年開催されてきました。
顕微鏡を使って日頃見ることができないミクロの世界を覗いてみたり、魚の白子からDNAを取り出してその神秘を探ってみたりと、学生によるアドバイスも受けながら本格的な実験を行います。子どもたちの理科?科学離れが報じられる中、この教室体験が子どもたちに夢や希望を与え、科学への興味?関心が高まっていくことを期待しています。
「夏季子ども科学教室」の継続的活動が高く評価され、2010年に八王子市教育委員会から本学学長へ感謝状が贈られました。
学長の代理として感謝状を受けた槇村教授は「大変光栄なこと。科学教室に参加する子どもたちの真剣で純粋な姿勢から、教員や学生もよい刺激をもらっている。これからも続けていきたい」と今後の抱負と謝辞を述べました。
八王子というエリアには多くの学生が学んでいるという地域特性を生かし、大学?学生?市民の方々にとって、より魅力ある学園都市の形成をめざしています。
八王子地域には、25の大学?短大?高専があり、約11万人の学生が学ぶ、全国でも有数の学園都市です。この地域特性を生かし、大学?市民?経済団体?企業?行政などが連携?協働を推進し、さまざまな視点から八王子ならではの、より強く多彩な事業に取り組んでいます。産学官連携による共同研究、生涯学修の推進、情報の発信、大学間の単位互換、学生と市民との交流、外国人留学生の支援などの事業を進め、高等教育の充実、地域社会の発展ならびに国際交流の推進を図ることを狙いとしています。
八王子キャンパスでは、地域の児童に学びの場を提供するとともに、本学の学生が地域の子どもたちとの交流を通して実践的指導を経験できるよう「TeikyoSキッズクラブ」を開催しています。
教員と教員志望の学生が中心となって、地域への貢献をすると同時に、より多くの人たちに帝京大学を知ってもらうために始まった児童向けの体験教 室です。Science(理科)、Sports(水泳、バスケットボールなど)、Syodo(書道)など、小学校が休みのSaturday(土曜日)に、 大学の施設を使ってさまざまな科目を楽しく学べる機会を提供しています。
どうすれば子どもたちが楽しみながら参加してもらえるかを考え、指導方法や教材準備に工夫を凝らすことで、子どもたちの学び場としてだけでなく、教員をめざす本学の学生にとっても実践を経験できる良い機会として、充実した取り組みになっています。
本学では、産学官の連携組織である「公益社団法人 学術?文化?産業ネットワーク多摩」に加入しています。多摩地域における連携組織として、新たな魅力を創り、地域活性化を目的として活動しています。
広く市民も巻き込みながら、多摩地域の活性化のために事業を創造し、それを遂行する活動を進化させています。
各事業は「大学間連携」「地域人材育成と教育力アップ」「国際交流」「環境?福祉貢献」の4つの軸のもと実施されています。具体的には大学間における単位互換制度や学生教育ボランティア活動、国際学園都市圏多摩の構築、環境と福祉に優しいまちづくりの支援などが挙げられます。
大学を核として各団体が持てる力を結集し、21世紀の多摩地域のあるべき姿を描き、その実現への先導役を担っていくための組織であり、日本全地域を主役にした21世紀ビジョンが創り出されるモデルケースになることをめざしています。