産学連携推進センター(TTTC)

帝京大学産学連携推進センター(Teikyo Technology Transfer Center)は、本学の教職員が知的財産を生み出し、これを産業界や地域で有効活用する際のサポートを行っています。
当センターでは、板橋区と医工連携の取り組みを進めています。医工連携とは、ものづくりにかかわる医療機器メーカーや製造業の会社と大学、自治体が連携して医療に関する機器や新技術の開発に取り組む仕組みです。この取り組みの一環として、2025年4月9日(水)~11日(金)に東京ビッグサイトで開催される医療機器の設計?製造にかかわる企業や研究機関が出展するMedtec Japanに、板橋区産業振興公社と共同で出展します。 会場では、本学発ベンチャーの紹介を行うほか、救急救命の分野を中心に、本学の持つ研究シーズとして医療技術学部スポーツ医療学科救急救命士コース准教授 高梨利満が「人体に装着可能な模擬血管モデル」を、同コース講師 高山祐輔が「オールインワンパッケージ気管挿管セット」「MR技術を使用した外傷教育特化型MRグラス」を社会実装に向け、展示?紹介します。
起業をめざす、また、実際に事業を行っている学部?大学院生、教職員等および卒業生への各種サポートを目的として、インキュベーション施設「帝京イノベーションゲート」を設置しました。利用者登録により、セミナーや各種イベント等に活用できるイベントルームやテレワークブース等を完備したコワーキングルームを活用いただけます。
本センターは、帝京大学の持つ「知」(特許などの知的財産をはじめとする学内の知的活動から生みだされたもの)を社会に還元するための活動を行っています。
大学の財産である「知」を社会に還元することは、現代において大学に求められる大きな役割の一つです。本学でもこの社会的責任を果たすべく、産学連携推進センターにおいて、学内の研究で培われたさまざまな知的財産を適切に管理するとともに、それらを社会に還元し活用することをめざしております。
本学は、「実学」、「国際性」、「開放性」を教育指針としており、本学の持つ知的財産を広く社会で活用していくことは、この教育指針を具体的にしていくことになります。大学が持つ知的財産を多方面にとらえて活用していく作業のなかで、学内において知的財産に関するノウハウや文化が醸成され、本学の特徴ある社会貢献活動へと発展させていきたいと考えています。
帝京大学産学連携推進センターは、帝京大学の持つ「知」を社会と結びつける活動を進めています。総合大学であることの特徴を生かし、幅広い分野において、産学官連携、金融機関との連携、地域や住民との連携など多様な形での連携に取り組んでいます。具体的には、知的財産創出に対する支援、そうして創られた知的財産の有効活用を図るためのライセンス活動、本学と産業界との共同研究や受託研究に対する支援、本学における医療ニーズと産業界を結びつける医工連携、大学発ベンチャーの創出支援など、その活動は多岐にわたっています。
産学連携活動はステークホルダーが多く、活動内容も多岐にわたっているため、大学のどこに相談したらよいかわからない、との声がよく聞かれます。帝京大学産学連携推進センターは、本学の産学連携のポータルサイトとして、こうした活動を、学内外の組織と有機的な連携を図りながら進めております。お気軽にご相談ください。
本センターは、全学の情報が集結する大学本部が置かれている板橋キャンパスに立地し、各学部と密接な連携体制を取りながら活動しています。
帝京大学産学連携推進センター
〒173-8605 東京都板橋区加賀2-11-1
帝京大学 先端総合研究機構棟 2階